テスターを使用し続ける場合、故障も発生します。
デバイスが壊れて数千アンペアの大電流が流れてしまうと、火花が出て破裂したり、またエネルギーが高いため破壊の影響も広範囲に及び、装置内部の多くの電子基板が壊れたり、リレーが動作しなくなる場合があります。 精密な機械が故障した場合、復旧に多くの時間を要し、経済的な損失をも与えてしまいます。
このような沢山の経験から、私たちがご提供する試験装置には、信頼性の高い電流遮断回路(安全装置)を導入しており、 私達の製品でこの様な故障は起きない実績があります。
また、ラインが稼働している現場では故障した時に早く復旧することも重要になっています。
部品が交換しにくかったり、どこが壊れているか解らず時間が掛かってしまう、などの無駄を省く為に自己判断機能を実装しています。その他にも、部品の劣化や使用環境の変化に対しても性能の安定を維持していく為、キャリブレーション機能も充実しています。差動プローブのオフセット電圧などもキャリブレーションする事ができます。
また弊社製品は、壊れた箇所が解った時にどこの部品を取り替えればよいかが即座に分かること、それらをスムーズに取り替えられる事も重視し、フレーム構造を採用して設計しています。例えば基板類はスロットに基板を入れて装着し、短時間で差し替えできたり、モジュールにしてモジュールごと交換するといった工夫により、 故障の復旧はもちろん、システムの簡潔化を可能にしています。